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2008年7月 2日 (水)

「第百七話」

 何がどうなって、こうなったかなんて、どうだっていい。現実がこれなら、私にはそれを受け入れる術しかないのが現実。やらなきゃならないなら、やるしかない。受け入れる覚悟は、元から出来ていた。だが、それら全てを含めて、あらゆる事象をあらゆる角度から受け止めて、それでもなお、言わせてもらえるのなら、言わせてもらおうじゃないか!
「さあ、そろそろ時間です。台詞は頭の中に入りましたね?」
なぜだ!なぜ、私はこんな事になってしまっているのだ!
「では、始めます。・・・・・・・・・ショートコント!」

第百七話
「ショートショートなショートコントな(前編)」

『トイレ』

「あー、ずっと我慢してたからなぁ。」
「ジョロジョロジョロジョロ!」
「あー、すっきりだぁ。」
「タッタッタッタッタッ!」
「ん?誰か走って来るぞ?ああ、さては漏れそうなんだな?」
「ああー!間に合っちゃった!」
「ドントマイン!」

『トイレ』 パート2

「ガチャッ!」
「ああ、出すもん出したらスッキリしたー!」
「おい!」
「はい?」
「貴様!いったい一人で一つしかない個室を何分使用してんだ!貴様だけの便器じゃないんだぞ!」
「すいません。」
「ったく!ふざけるんじゃないよ!」
「本当にすいませんでした。」
「じゃあ!」
「じゃあ!」

『スパイ』

「いいか?よく聞け!我々の中にスパイがいる!」
「はい!」
「そんな簡単に名乗り出ちゃダメ!」
「嘘です。」
「何だ嘘だったのか。」
「やっぱ本当!」
「やっぱって?何がやっぱなの?」
「本当にこの中にスパイがいるんですか!」
「それは確かだ!敵に我々の情報が筒抜けなんだ!」
「誰なんですか!その僕以外のスパイってのは!」
「サラッと言っちゃったよ?」

『バースデーケーキ』

「ハーピバースデー♪トゥーユー♪♪おめでとう~!」
「ありがとう!」
「さあ、早くロウソクの火を消して!」
「うん!ふぅー!」
「ガクッ!」
「古典的っ!!」

『NEWS』

「こんばんは、昨日のニュースです。」
「平和そのものか!にしても、何かあっただろ!何か!!」

『時刻』

「あのう?すいません。今、何時だか分かりますか?」
「えーと、おやじ!なんちゃって!」
「5時10分28秒か。」
「俺の大事ななんちゃってを返してくれ!」

『○×クイズ』

「最後のクイズは、○×です。これに正解すれば、賞金はあなたの物です。自信はありますか?」
「何か緊張してよく分かりません。」
「そうですかそうですか。頑張って下さいね。」
「頑張ります!」
「では、○×クイズのルールを説明します。私の出題する問題に、手にしている○×の札を使って答えて下さい。なお、クイズの解答のさいに、○×の札を使用すると失格になります。」
「What?」

『先生』

「先生!この6の(1)の問題の解き方が分からないんですけど、教えて下さい。」
「安心しろ!先生も、さっぱり分からん!」
「そのメガネは、お飾りか!」

『夢』

「俺、大人になったら子供になる!」
「じゃあ俺は、鳥になる!」

『貸し借り』

「なあなあ、今度お前が買った短編小説、あれ貸してくれよ。」
「いいよ。じゃあ、俺もお前から何か借りようかな?」
「いいよ。何がいい?」
「十二指腸!」
「摘出的な!?」

『どっちだよ』

「先ほど切っておいた野菜を全部この鍋の蓋の方に入れます。」
「先生?そっちが鍋そのものです。」
「そして、調味料を入れます。」
「何から入れるんですか?」
「砂糖か塩を右手か左手で持った大さじ一杯で少々入れます。」
「どっちだよ!」
「じゃあ、右手で!」
「それでもまだ、どっちだよ!だよ!」

『なんでだよ』

「刑事っていいよなぁ。かっこいいもんなぁ。ホント、憧れるよなぁ。俺、大人になったら、絶対にタンス職人なる!」
「なんでだよ!」
「後継ぎだから・・・・・・・・・。」
「厳しい現実!」

『優勝』

「おめでとうございます!今大会で優勝した事を、一番に誰に伝えたいですか?」
「僕を今まで支えてくれた。妻と18人の子供達にです!」
「では、優勝賞金と記念品は、私が貰います!」
「なんでだよ!」
「いいかな~。と思って、つい。」
「思うのは勝手だけど、口に出しちゃダメ!」
「にしても、子沢山!」

『歯医者』

「今日は、どうしました?」
「奥歯が凄く痛いんですよ。」
「ああ、虫歯ですね。じゃあ、虫歯の奥歯以外の歯を全て抜いちゃいますね。」
「何の罰?」

『美容院』

「今日は、どうしますか?」
「ちょっと、後ろを揃えてくれる?」
「刀で?」
「何の罪?」

『間違ってるよ』 (刑事編)

「待てー!止まれー!止まると撃つぞー!」
「どっちだよ!あっ、間違ってるよ!」

『間違ってるよ』 (急病人編)

「大丈夫ですか!?お客様!」
「ウー・・・。」
「大変だ!凄い熱だ!果たして、果たしてお客様の中にお医者様がいらっしゃるだろうか?」
「ウー・・・ウー・・・。」
「お客様、今聞いてみますからね。少々お待ち下さいね。」
「ウー・・・ウー・・・ウー・・・。」
「お医者様の中に、お客様はいらっしゃいますかー!」
「なんでだよ!あっ、間違ってるよ!」
「間違ってねーよ!あっ、間違ってたよ!」

『オリンピック』

「俺、今度オリンピックに出るんだ!」
「すんげーっ!」
「オリンピックから!」
「逆に代表落ち!?」

『オリンピック』 パート2

「俺、今度オリンピックに、この国から代表として出るんだ!」
「すんげーっ!で、何の競技で出場すんだ?」
「メロン!」
「ライバルだったのかよっ!」

『医者』

「あちゃー!熱が40度もありますね!」
「えっ!?ちょっと熱っぽいと思ったんですが、先生!私、そんなに熱があるんですか?」
「私がね。」
「まあ、とにかくお互い服を着ましょうか。」

『最終回』

「あのドラマの最終回、泣けたよなー!」
「ホント、泣けたよ!来週も見なくちゃ!」
「おいおい。来週は、海外出張だから無理だろ!」

『好きな食べ物』

「お前、好きな食べ物、何?」
「カレーライスかな。お前は?」
「カレーライスで言うと・・・・・・・・・。」
「ライスの方かな?」

『お前が悪い』

「あんたのせいで事故になったんだぞ!」
「それは、こっちの台詞だ!お前は、ちゃんと信号を守っていたけど、俺は進行方向の信号が赤なのに、飛び出したんだぞ!どう考えてもお前が悪い!」
「ハッハッハッ!よくぞ私の変装を見破ったな!探偵くん!」
「いいえ、私は指名手配犯です。」

『天気予報』

「本当に天気予報ってのは、当たりませんなぁ。」
「本当ですなぁ。午後から雨が降るだなんて言うもんですから、こうやって傘を持って来たと言うのに、やれやれですなぁ。」
「ちっさっ!!」

『ゴキブリ』

「昨日、部屋にこんな大きなゴキブリが出たんだよ。」
「大きっ!!高層マンションかよっ!!」
「旨かったなぁ。」
「生は危険だぞ!生は!!」

『うんこ』

「昨日、凄いデカイうんこが出たんだよ!」
「いきなり何だよ!汚いな!」
「それが、これなんだけどさぁ。」
「生は危険だぞ!生は!!」

『幽体離脱』

「昨日、寝てたら幽体離脱しちゃったんだよ。」
「すんげーっ!」
「ところで、俺の幽体知らない?」
「ゆ、誘拐!?」
「幽体。」
「ああ。」
「知らない?」
「ゆ、誘拐!?」
「幽体。」
「ああ。」
「知らない?」
「ゆ、誘拐!?」
「もういいよ!」
「ああ。」
「・・・・・・・・・幽体、知らない?」
「ゆ、誘拐!?」

『子供』

「お前んとこの子供、本当に可愛いよな。目に入れても痛くないだろ。」
「痛かったよ。」
「そっちの意味の子供じゃなくって。」

何だ!?何なんだ!?このショートコントとしてのクオリティーの低さは!?いや、このスタイルが今の流行りなのか?だとしたら、逆にクオリティーが高いと言う事なのか?分からない。分からな過ぎる。メディアと長い間、接点がなかったとは言え、ここまで変化しているとは!?それに、そもそも私は、いったいどっちの役割を担っているのだ?ボケなのか?ツッコミなのか?しかも、まだ台本の3分の1が終わっただけだ。果たして私は、残り3分の2の理解不能な奇々怪々なショートコントな世界を受け入れられるのだろうか?

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