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2008年11月19日 (水)

「第百二十七話」

『ブラック・ジョーク』

「なあなあ。何かあそこにいる奴、悪臭漂ってないか?」
「漂ってる漂ってる!」
「なぁ~!」
「おい!あのおじいちゃんなんて、死臭漂ってるぜ!」
「いい意味でな。うん、いい意味で!」

『ブラック・ジョーク』パート2

「そう言えばお前、子供生まれたんだって?」
「ああ、女の子。」
「かっわいいだろ~!」
「そりゃあ、もう!でな、高い高いが好きでさぁ。」
「子供は、高い高い好きだからなぁ~。」
「この前なんて、高い高いしてたら、他界他界しちゃった訳よ。」
「で、お通夜はいつ?」
「今度の土曜。」
「ああーっ!給料日前だーっ!香典、ガムでいい?」
「十分、十分!」

『ブラック・ジョーク』パート3

「知ってるか?なんでも、流れ星が流れてる間に願い事を3回唱えると、願いが叶うんだってさ。」
「そんなお手軽な方法があったとは!?」
「あっ!流れ星!」
「ババァの遺産!ババァの遺産!ババァの遺産!」
「その半分!その半分!その半分!」
「上手い話には裏があった!?」

『殺し屋』

「仕事を依頼したい。」
「いいだろう。だが、俺は女、子供は殺さん。」
「分かっている。今回、依頼したいのは、この男だ。」
「そして、男も殺さん!」
「何屋さん?」

『野グソ』

「こんな野グソしてる姿、誰にも見られたくないよなぁ~。んんんっ!」
「あっ!?」
「あっ!?」
「隣いいですか?」
「どーぞ、どーぞ!」

『コンビニ』

「いらっしゃいませ!」
「いらっしゃいませ!」
「ありがとうございました!」
「ありがとうございました!」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「あのう?」
「はい?」
「ここのコンビニの店員さん。どこにいるんでしょう?」
「さあ?あっ!いらっしゃいませ!」
「いらっしゃいませ!」
「そろそろ休憩の時間では?」
「では、お先に。」

『買い物』

「あーっ!腹減ったなーっ!」
「腹ペコだなーっ!」
「なら、俺が何か買ってくるよ。」
「おっ!悪いな。」
「じゃあ、コンビニ行ってくるけど、何がいい?」
「・・・・・・・・・愛かなぁ。」
「アイス?ホット?生は危険だぞ!生は!」

『ジャンケン』

「ジャンケンしようぜ。」
「オーケー。」
「ジャンケン!」
「ポン!」
「おいおいおい、ポン!じゃなくって、ジャンケンはポイ!だろ?」
「じゅ、銃はしまえよ!?銃は!?」

『好きな女性』

「お前、殺したいほど好きな女っている?」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「えっ!?」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「ええっ!?」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「えええっ!?」
「・・・・・・・・・いない。」
「いるでしょっ!てか、殺したでしょ!そのいないって、殺したからでしょ!いや、鈍器のような物はしまえよ!?鈍器のような物は!?」

『ボクサー』

「僕、今度のタイトルマッチ用に新必殺パンチを考えてみました。」
「ほ~。」
「これを食らったら、相手は一発でKOです。」
「見せてみな。」
「コズミックパーンチっ!」
「こいつは驚いた!?」
「どうでした?」
「うん、やっぱり僕、じゃなくって俺、の方がしっくり来る!当日は、俺で行こう!」

『ノーベル賞』

「えっ、いつの間に!?なに?これはいったい、ノーベルなに賞?」
「それは、ノーベル起きたで賞だ!わっはっはっ!因みに私は・・・・・・・・・。」
「フンガーッ!」
「寝てる!?」
「フンガーッ!」
「ならそれは、ノーベル二度寝で賞だ!」

『記憶喪失』

「先生!思い出して下さい!あのガキは、いったいどこなんですか!」
「すまん。思い出せん。」
「お願いします先生!思い出して下さい!」
「う~ん・・・・・・駄目だ!思い出せん。すまん、刑事さん。」
「いいですか?先生、あのガキは、この国の国家機密を保持しているんですよ!あの事件での生き残りは、先生!あなただけなんですよ!」
「あっ!」
「思い出したんですね!」
「思い出した!」
「いったいガキは!あのガキはどこなんですか!」
「今日は、わしの誕生日だ!」
「ハッピーバースデー!」

『例え話』

「例えばここが地球だとする。」
「地球って?なに?」

『手を上げろ!』

「やっとここまで追い詰めたぞ!さあ!もう逃げられないぞ!銃を置いてゆっくり手を上げろ!」
「やだっ!!」
「なら、しょうがないな。」

『告知』

「どうも、どうも。」
「先生。」
「えー、この前の検査の結果が出ました。」
「その事なんですけど、先生。」
「はい?」
「もしも私が、死の病だとしたら告知しないで欲しいんです。」
「分かりました。」
「ありがとうございます。」
「では、検査のけけけ結果なんですが、ととととくに、いいい異常はありまありまありませんでした。」
「ヘタクソかっ!」

『眼医者』

「今日は、どうしました?」
「奥歯が痛いんです。」
「よし!抜こう!」

『結果』

「社長、明後日に行われる会議なのですが。」
「ああ。」
「その会議の結果。」
「えっ!?えっ!?タイムトラベラーなの?なら、教えてくれ!このミステリー小説の犯人を!」

『小説家』

「書き上がりましたか?」
「あとちょっとで終わる。」
「いや~、それにしても先生の作品は、毎回スゴい人気ですからね。この作品は、今回で最終回ですが、次回作も期待していますよ。」
「よし!」
「書き上がりましたか!」
「つづく、と。」
「登場人物が全員死んだのに!?続けちゃうの!?」

『はやくしろよ』

「おい!時間がないんだから、はやくしろよ!」
「時間がないのに、はやくしろとは、これ、至極滑稽なお話なり。」

『交番』

「すいません。ちょっとお訪ねしたいんですが?」
「はいはい。」
「あのう。ここの家には、どうやって行けばいいんですか?」
「真っ直ぐ行った所に大きな銀杏の木がありますよね?」
「はい。」
「今、地図を持って来ますね。」
「えっ!?銀杏の木の立場は!?」

『たんこぶ』

「昨日、頭ぶつけちゃってさ。ここんとこに、たんこぶ出来ちゃったよ。」
「チョォォォォォォォプッ!!」
「あいたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

『出血』

「おい!お前、耳から血が出てるぞ!」
「お前!出てないぞ!」
「そんなバカなっ!?」

『いたずら電話』

「最近、いたずら電話が多いんだよ。」
「ふぅっ!人気者~!」

『寿司屋』

「トロもらおうかな?」
「おっ!お客さん、通だねぇ!はいよっ!」
「うんまいっ!じゃあ、次もトロもらおうかな?」
「おっ!お客さん、粋だねぇ!はいよっ!」
「うんまいっ!じゃあ、またトロもらおうかな?」
「おっ!お客さん、乙だねぇ!はいよっ!」
「うんまいっ!じゃあ、最後に玉子もらおうかな?」
「ぶっ殺すぞっ!!」

『くしゃみ』

「はっくしょん!」
「おっ?風邪か?」
「いや、不治の病。」
「ふ~ん。」

『タクシー』

「ヘイ!タクシー!」
「ヘイ!キャクー!」
「ハイターッチ!」
「バーイ!」

『料理番組』

「出来上がった物がこちらになります。」
「早っ!?」

『犬のフン』

「うわっ!」
「どうした!?」
「犬のフン踏んじゃったよ!」
「いや、それは違うな。お前が犬のフンを踏んだのではなく、犬のフンがお前を踏ませたんだ!」
「ホントか!?」
「いや、ウソだ!!」

『ジェスチャー』

「え~っと、ゴリラ!」
「正解!」
「じゃあ、次は俺な!」
「おいといてっ!」
「大正解!」

『告白』

「俺、卒業式の日に告白しようと思って。」
「本当かよ!?何て言うんだ?」
「今の気持ちをストレートに、好きだ!付き合って下さい!って。」
「だめだめ。そんなんじゃだめだって!」
「何でだよ。」
「あのなぁ。告白ってのはなぁ。ストレートに言うより遠回しに言って、自分は貴女の事が好きなんだ!って相手に気付かせるロマンチックな言葉を伝えるんだよ!」
「なるほど!ロマンチックにか!」
「ほら!ロマンチックに!」
「メロン!」
「えっ?」
「えっ?」
「パンプキンだろ?」
「そっか!」

『死刑』

「ここが処刑場かぁ~!ここで死刑執行するのかぁ~!死・・・死刑・・・死刑を・・・・・・し・・・・・・執・・・・・・行・・・・・・・・・」

第百二十七話
「ショートショートなショートコントな(後編)」

「ドサッ!」

「終了!」
私の相方を演じていた執行人の掛け声が、処刑場に響き渡った。それは、私への死刑執行の完了を意味していた。
「開始!」
次の掛け声と共に、解体ショーが始まる。その場で待機していた医師達が私の体へ駆け付け、移植を待つ者のために、私の体へメスを入れる。そう、このショートコントは新スタイルの死刑。人は、不条理で意味不明なショートコントを演じ続けていると、脳がストレスを感じ、異常反応を起こし、機能を停止させる。つまり、脳死状態に陥ってしまうのだ。しかし、この現象が何処ででも起こりうる訳ではない。いくら日常生活で不条理なショートコントを山ほど行ったとこで、人は絶対に脳死には至らない。なぜならそれは、死への極限の恐怖と極限の緊張感、死へのカウントダウンと適性と適合の検査の日々、理解不能な環境下での状況下、不条理なショートコント、視界の先で段取りを何度も確認している医師達、その先で祈りを捧げている神父、これらの要素が交わり、初めて起こる現象だからだ。
「よし!ここからは時間との勝負だ!!メスっ!」

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