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2010年9月29日 (水)

「第二百二十四話」

「黒縁メガネ田先生ーっ!黒縁メガネ田先生ーっ!」
黒縁メガネ田わっしょい(くろぶちめがねた わっしょい)。廃校寸前立オンボロ小学校(はいこうすんぜんりつおんぼろしょうがっこう)の4年6組の担任であり主任である。
「どうしたんですか?青ジャージ谷先生?そんなに大慌てで!校内は走ってはダメなのです。」
青ジャージ谷ぴーひゃらら(あおじゃーじだに ぴーひゃらら)。廃校寸前立オンボロ小学校の4年57組の担任である。
「黒縁メガネ田先生!これが走らずにいられますか!」
「ですから、青ジャージ谷先生。何がどうしてどうなって、校内を走らざるを得ない状況下に陥ってしまったのです?そこんとこ絶妙に詳しい具合にお願いしますです。」
「それが!僕のクラスに転校生が来るってさっき、校長室に呼ばれて校長先生に小声で囁かれたんてすよ!」
毛一本揺らぎ崎音頭(けいっぽん揺らぎざき おんど)。廃校寸前立オンボロ小学校の校長である。しかし、今回は出番がない。
「また、転校生ですか。しかしまあそれならそれで、別に校内を走らざるを得ないほどの状況下に陥る出来事でもないじゃありませんですか。」
「黒縁メガネ田先生!甘いですよ!」
「甘いです?どう言う具合で、私の考えが甘いと言うのです?答えによっては、この黒縁メガネ田わっしょい。絶妙にメガネを外さざるを得ませんです!」
「落ち着いて下さい。黒縁メガネ田先生!いいですか?その転校生自体には、何の問題もないんです。」
「と、言いますですと?」
「なぜ、我が校に転校して来るのか?その経緯に問題発生なんです!」
「そこに校内を猛スピードで走らざるを得ない状況下に陥った答えが、その謎が隠されている具合なのです?」
「ご名答!」
「この黒縁メガネ田わっしょいに掛かれば、単純にして明解な、実に絶妙に導き出される答えです。して、その経緯とは?」
「この親ヶ門スター川ドスンドスンて、転校生なんですけどね。」
「はいはい。しかし、写真を見る限りでは、賢そうな具合の絶妙におとなしそうな生徒ではないです?」
親ヶ門スター川ドスンドスン(おやがもんすたーがわ どすんどすん)。10月に廃校寸前立オンボロ小学校の4年57組に転校して来る生徒である。
「モンスターペアレントなんです!しかも、母親も父親もなんです!」
「・・・・・・・・・・・・青ジャージ谷先生?」
「はい?」
「それは確かな情報です?」
「ええ、2組のCIA藤先生に調べて貰ったんで、確かな情報です!」
CIA藤リンゴ飴(しーあいえーとう りんごあめ)。廃校寸前立オンボロ小学校の4年2組の担任である。しかし、今回は毛一本揺らぎ崎校長同様、出番はない。
「青ジャージ谷先生?」
「はい。」
「ガクブルです。」
「ガクブルですか!」
「ガクガクブルブルです。」
「ガクガクブルブルですか!」
「はい。絶妙にガクブルです。この黒縁メガネ田わっしょい。これ程のガクブルは、今年になって20と8回目です。遂に、遂に我が校にもやって来てしまうのですね。モンスターが!?です!」
「ええ、そうです。しかも、2体同時にです!」
「青ジャージ谷先生?」
「はい?」
「ガクブルが治まりません。」
「ガクブルが治まりませんか!」
「とても、とても嫌な具合に絶妙な予感がしてなりませんです。」
「黒縁メガネ田先生・・・・・・・・・。」
「廃校寸前立オンボロ小学校始まって以来の史上最悪具合が絶妙に待ち受けているような気がしてなりませんです。」
「そ、そんな!?黒縁メガネ田先生!いったいどうしたらいいんでしょうか!校長にお願いして、転校を見送ってもらいましょうか!」
「それはダメです!我が校は、如何なる生徒も受け入れる!それが校訓です!来る生徒を拒む事は許されませんです!」
「・・・・・・・・・・・・・・・ですね。」
「青ジャージ谷先生?CIA藤先生の情報では、具体的に転校生の親ヶ門スター川君の両親のモンスター具合は、どの程度なのです?場合によったら、絶妙にがっかり具合かもしれませんです。」
「では、CIA藤先生の報告書の一部を読み上げます。まず正門の色にモンスター。校庭の素材にモンスター。給食のニンジン割合にモンスター。算数の教科書のページ数にモンスター。飼育小屋のニワトリの鳴き声にモンスター。理科室の顕微鏡のパレットの強度にモンスター。保健室のエタノール臭にモンスター。給食のピーマン割合にモンスター。耐震強度にモンスター。体育館の床キュッキュッ率にモンスター。プールサイドのザラザラ感にモンスター。給食のタマネギ割合にモンスター。スプリンクラー飛距離及び水圧にモンスター。トライアングルとカスネット比率にモンスター。上履きの汚れ加減にモンスター。エアコンの温度調節にモンスター。校門から帰る生徒率にモンスター。開校記念日にモンスター。風水による小学校の方位にモンスター。画鋲のめり込み加減にモンスター。核シェルター完備にモンスター。あてもなくモンスター。さりげなくモンスター。なんとなくモンスター。はてしなくモンスター。とめどなくモンスター。給食のグリンピース割合にモンスター。などなど枚挙に暇がありません!」
「・・・・・・・・・ぜ、絶妙に超ド級のモンスターって事ですか!?」
「その表現に収まりきるか分かりませんが、前代未聞に間違いはありません!!」
「ガタブルです。」
「ガタブルですか!」
「ガタブルです。」
「ガクブルではなく!?」
「ええ、この黒縁メガネ田、これ程までのガタガタブルブル具合を味わった事は、ありませんです。」
「どうしますか?」
「どうするもこうするもありませんです!その2体のモンスターと我々は戦う道しかないのです!」
「ですね!」
「時間は、それほど残されていませんです!早速、明日の朝一!絶妙に先生達を収集して職員会議で絶妙なで入念なミーティングをするです!」
「分かりました!」
「厳しい具合な戦いになりそうです。」
「・・・・・・・・・はい。」
「それはそうと青ジャージ谷先生?例の具合は、どのような具合です?」
「ええ、それが全く反応ありません。」
「・・・・・・・・・ガタブルです。」
「ガタブルですか。」

第二百二十四話
「当校は、4年生以外の生徒を絶妙に急募している具合です。」

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