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2012年8月29日 (水)

「第三百二十四話」

「タマゴくれるか?」
「は~い~!」
「ベチャ!」
「おい!」
「へい!」
「は~い~!ってなんだ!」
「すいませんでした大将!へい!大将!」
「ベチャ!」
「あと、重要な事が1つ。これはかなり重要な事だから耳の穴をカッポジってよく聞きやがれよ!」
「へい!」
「この激近な距離で、投げるヤツがあるか!」
「大将!」
「何だ!」
「ベチャ!」
「この激近な距離で、投げないとでも思ったんですか!」
「どんな距離だろうが、タマゴを投げて来るだなんて思ってなーい!ないったらなーい!」
「大将!」
「何だ!」
「ベチャ!」
「だとしたら大将は隙だらけマンです!すぐに殺し屋に殺される!隙だらけマンです!」
「意味の判らない事を言ってんじゃねぇぞ!って見習い?何でタマゴ投げまくってんだ?」
「大将!」
「何だ!」
「ベチャ!」
「ほら!」
「いや何なん?お前、何なん?大将をタマゴまみれにして何がしたいんだ?大将がタマゴまみれになってる姿を見て、お前は不思議だと感じないのか?」
「判って欲しいんです!」
「何をだ!」
「大将が隙だらけマンだと言う事をです!殺し屋にすぐ殺されると言う事をっす!」
「俺が隙だらけだとしよう!だか」
「隙だらけマンです!!」
「俺が隙だらけマンだとしよう!だからって何でタマゴ投げるんだ!タマゴ投げないで口で言えばいいだろ!大将は隙だらけマンですよ。って言えばいいだろ!そもそも殺し屋って何なんだよ!」
「大将!」
「何だ!」
「ベチャ!」
「ねっ?」
「いやだからだなぁ!投げるな!」
「投げるな!」
「そう!投げるなよ!もう判ったから!もう隙だらけマンだって判ったから!殺し屋にすぐ殺される隙だらけマンだって判ったから!絶対に投げるなよ!」
「大将!」
「何だ!」
「ベチャ!」
「判ってないじゃないですか!」
「判ってるよ!!と言うかな!タマゴただじゃねぇんだぞ!!なに?どうすれば判った事になるんだ?」
「避けるんです!投げられたタマゴを避けるんですよ!投げたタマゴは、全て私が弁償します!」
「判った!避けたらもうタマゴ投げないんだな!」
「見習いウソ付かない!」
「よし!来い!」
「大将?」
「何だよ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・いや大将?よし!来い!って、そんな身構えられてタマゴ避けられても、それはダメですよ。隙がないマンにはならないですよ。これから殺しますよ?って、お茶菓子持って丁寧に挨拶して来る殺し屋がいますか?」
「なるほど。って殺し屋の方はいるかもだろ!」
「私の知る限り!2人しかいませんよ!」
「いんじゃねぇか!」
「いいですか?あくまで、自然な会話の流れで避けて下さい。」
「判った!」
「大将!下!」
「何だ!」
「ベチャ!」
「ほらー!」
「え?今のは騙しだろ?自然な要素ゼロだろ?」
「大将!お客さんがいっつも正々堂々だとは限らないじゃないですか!」
「おい待て、何か?俺は客にタマゴを投げられるのか?」
「寿司屋ですよ?」
「寿司屋だよ?」
「そう言う寿司屋ですよ?」
「どう言う寿司屋だよ!!」
「大将!」
「何だ!」
「ベチャ!」
「どうですか!」
「どうですかって、今になっても何でタマゴを投げられてんのかが全く判らねぇよ!」
「大将!」
「何だ!」
「ベチャ!」
「大将!」
「何だ!」
「ベチャ!」
「真面目にやってます?」
「真面目にやってらい!お前さぁ?逆にこの激近の距離で避けられんのか?」
「避けられません!」
「避けられねぇんじゃねぇかよ!!」
「だって私は見習いですから!」
「見習いは避けられないのか?」
「見習いは避けられませんよ!だから私はいつまでだっても見習いなんでしょ!って、余計なお世話ですよ!大将!へい大将!」
「何を1人で興奮してんだよ。いやそれは、お前が生魚アレルギーだからだろ?生魚を触れないからだろ?だからずーっと見習いなんだろ?」
「私は生魚アレルギーではない!!」
「生魚アレルギーだろうが!!」
「違う!!」
「だったら何だってんだい!!」
「私もずっと生魚アレルギーだと思っていた!だが違う!この前、病院行った!検査した!結果出た!」
「誰なんだよ!ってやっと病院行きやがったか!んで何アレルギーだったんだ?」
「これが、検査結果が書かれた診断書です。」
「なになに?」

第三百二十四話
「大将アレルギー」

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