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2013年3月27日 (水)

「第三百五十四話」

信じるか?俺は、信じるのか?こんな非現実を、信じるのか?
「・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・。」
短編小説の妖精だと!?そりゃあ見るからに妖精だけどさぁ。大丈夫なのか?俺、大丈夫なのか?妖精が見えてるってこの状況むしろ逆に、ヤバくないか?
「さあ?どうする?僕が面白い短編小説を考えてあげるよ?」
物書きは、ある程度までの高みに来ると、自動的にオプションみたいなアイテムのような特典のように、こうして妖精の力を手に入れる事が出来るのか?こう言う事なのか?
「僕の考える話は、面白いよぉ?」
「・・・・・・本当か?」
「ああ、本当さ。ベストセラー、間違いなし!」
「そんなに面白いのか!?」
「当たり前じゃないか!僕は短編小説の妖精だよ?世界が今、どんな短編小説を欲しているのか、求めているのか、それが分かっちゃうんだから!さあほら、だから悩んでないで僕に任せ」

第三百五十四話
「でも断る!」

特にアイデアが枯渇した訳じゃない俺は、右手で妖精をデコピンして窓の外へ弾き飛ばし窓を閉め、再びペンを握り、頭を抱えた。
「うーーーーーーーーーーーーん。」

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