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2016年2月17日 (水)

「第五百五話」

「貴様!今、何と名乗った!」
「耳毛マン!」
「ふざけるな!」
「ふざけてない!僕は、悪を確実に許さない!正義の味方!耳毛マン!」
「そのネーミングが、ふざけてると言っている!」
「ふざけてない!ふざけてるのは、お前の方だ!平和だけが取り柄のこの素晴らしき町に、いとも簡単に悪を持ち込みやがって!この野郎!」
「フハハハハハハ!ふざけてなどいないわ!この町を拠点に、私はこの地球を征服してやるのだよ!」
「僕がそんな事をさせない!正義の味方!耳毛マン!」
「フハハハハハハ!そんな訳の分からんネーミングの正義の味方に、この私が倒される訳がない!」
「訳は分かるだろ!まんまじゃないか!」
「何がだ!」
「僕は、耳毛を武器化して悪と戦う正義の味方!だから、耳毛マン!正義の味方ってのは、ネーミングで悪と戦う訳じゃない!平和を守る為に戦うんだ!」
「フルヘルメット的な!そう言う感じな物を被ってて耳毛を武器化出来る訳がないだろ!」
「うるさい!」
「うるさいって!」
「喰らえ!耳毛ビーム!」
「効かん!いや、手のひらから出してるだろ!」
「出してない!手のひらから出してるように見せ掛けて耳毛からビーム出してるんだ!」
「だとしたら、なぜそんな訳の分からん事をしなければならんのだ!」
「僕が耳毛マンだからだ!」
「説明になってないだろ!」
「喰らえ!耳毛ソード!」
「効かん!今、明らかに背中から取り出しただろ!」
「違う!まるで背中から取り出したかのように見せ掛けただけだ!ちゃんと耳毛をソードにした!」
「だとしたらだ!その手間が必要なのか?」
「必要に決まってる!」
「決まらないだろ!正々堂々と耳毛からすればいいだろ!」
「うるさい!意表を突いてんだ!」
「だったら、まるで突かれていないから、よせ!」
「お前みたいな悪に正義の味方の必殺技を指南される覚えはない!」
「イライラするだろ!」
「イライラするなら!勝手にイライラしてればいいさ!だがな、それを僕がさせてるみたいな口振りはやめてくれ!」
「貴様が原因だ!貴様しか原因が見当たらないだろ!」
「黙れ!悪!これでも喰らえ!耳毛ファイヤー!」
「効かん!おいちょっと待て!今のは、明らかに胸の部分が開いてファイヤーしただろ!」
「なんておめでたい悪なんだ!」
「何だと!?」
「胸の部分が開いてファイヤーしたみたいに見せ掛けての耳毛ファイヤーに決まってるだろ!」
「胸の部分が開いた時に!その奥にファイヤー出す装置みたいなのが見えたぞ!」
「それも全て見せ掛けだ!」
「いる!?」
「何がだ!」
「本当に貴様が耳毛を武器化出来たとしてだ!その見せ掛けに金掛ける必要性があるのかって事だ!」
「ある!」
「本当に貴様が耳毛を武器化出来るなら!普段着でもいいだろ!」
「素っ裸でもいいって事か!」
「極端な話、そうだ。」
「素っ裸の正義の味方なんか前代未聞だろ!単なる変態だろ!」
「極端な話だと言っただろ!そもそも、そんなフルヘルメット的な感じで耳毛ファイヤーって、自身が大火傷だろ!」
「喰らえ!耳毛ビーム!」
「効かん!いやだから、手のひらから出てるだろ!」
「出してない!」
「だったら、手のひらを私に向けずにビームを出してみろ!」
「悪のお前に必殺技の出し方を指導される覚えはない!」
「一度でいいから耳毛からビームを出してるって証明して欲しいだけだ!」
「そう言う事を一度でもやってしまうとクセになる!」
「金貸してくれとか言ってる訳じゃないだろ!」
「同じ事だ!」
「どこがだ!」
「喰らえ!耳毛ブーメラン!」
「効かん!おい、待て待て待て!今のは、絶対に耳毛じゃないだろ!」
「耳毛だ!」
「肩のパーツを掴んで投げただろ!」
「肩のパーツを掴んで投げたように見せ掛けただけの話だ!」
「物理的に見せ掛けのレベルを越えてるだろ!」
「見せ掛けの向こう側を見せてやったんだ!」
「どう言う事だ!」
「うるさい!話の通じない悪とは、会話したくもない!」
「話が通じないのは、貴様の方だろうが!」
「喰らえ!耳毛ドッグ!」
「効かん!って、マジの犬だろ!しかも偶然通り掛かっただけの!」
「違う!偶然通り掛かったかように見せ掛けての耳毛ドッグだ!」
「だったら、もう一度、耳毛ドッグを出してみろ!」
「うるさい!」
「いや、さっきから、うるさいって、どう言う事なんだ?子供じゃないんだからさ。」
「喰らえ!耳毛ソング!」
「はあ?」


町の平和はオーソドックスがいい
町の平和はシンプルが1番

喫茶店に行けば
コーヒーを注文
やっぱ今日はコーヒーやめよかな?
やっぱ今日は別のにしようかな?
やっぱ今日もコーヒーにしよう

アイスにしよう アイスにしよう

耳毛マン 耳毛マン
昨日も今日も 耳毛マン


町の平和はオーソドックスがいい
町の平和はシンプルが1番

動物園に行けば
ゴリラを見る
やっぱ今日はゴリラやめよかな?
やっぱ今日はサイにしようかな?
やっぱ今日もゴリラにしよう

マウンテンにしよう マウンテンにしよう

耳毛マン 耳毛マン
今日も明日も 耳毛マン


町の平和はオーソドックスがいい
町の平和はシンプルが1番

線を引くなら
二重線がいい
やっぱ今日は二重線やめよかな?
やっぱ今日は円を描こうかな?
やっぱ今日も二重線にしよう

コンパスで引こう コンパスで引こう

耳毛マン 耳毛マン
明日も明後日も 耳毛マン


「効かん!そもそもが、どんな技だだし!どんなソングだだしでもう!」

第五百五話
「大ピンチ、地球!」

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