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2017年2月15日 (水)

「第五百五十七話」

「これの絵を見てくれ。」
「これは、何かのキャラクターですか?」
「そう、キャラクターだ。鼻血丸。」
「はなぢまる?」
「そう、鼻血丸!」
「だから、鼻血が有り得ないぐらい出てるキャラクターなんですか?で、この鼻血丸ってキャラクターは一体何なんですか?」
「いろいろな地域で、町おこしや村おこしの一環でキャラクターを作ってるだろ?」
「はい。え?まさかこの村のキャラクターが鼻血丸なんですか!?」
「何もない村だからな。」
「いやまあ、確かに特産物や観光名所も何もない村ですが、だからって何でその村のキャラクターが鼻血丸なんですか?」
「鼻血って、全世界共通だろ?この村に特産物や観光名所がないんだったら、そう言うもんをキャラクターにしてしまおうと思ってな。」
「いや何かそれってもう、根本的に何か間違ってません?こう言うキャラクターって、町おこし村おこしの為に作るんですよ?全世界共通だったら、村おこしにならないじゃないですか。このキャラクターを作ったとして、一体村の何をPRするんですか?」
「お前、いつからそんなに夢のない大人になったんだ?」
「夢がない大人って、鼻血丸で村おこしが夢見過ぎなんですよ。そもそも何もない村にキャラクターで人を呼んでどうするんです?村に来た人が全員がっかりして帰って行くだけじゃないですか。」
「鼻血丸の夢はな。世界平和だ。」
「いや、キャラクターの設定とか聞いてませんから!」
「嫌いな食べ物は、チョコレートだ。」
「何か、古典的ですね。」
「好きな食べ物は、ホワイトチョコレートだ。」
「何で?」
「リアルだろ?」
「リアルですけど、何で?」
「好きな鼻をぶつけたい壁は、赤い壁。」
「好きな鼻をぶつけたい壁って?」
「嫌いな鼻をぶつけたい壁は、白い壁。」
「血が目立っちゃうからね。そう言う話じゃないんですよ!キャラクター自体が却下の方向なんですから、設定とかいいんですよ!」
「好きな病院は、耳鼻咽喉科。」
「どんなキャラクターなんですか!」
「嫌いな病院は、歯医者さん。」
「いやだから、そもそもがその病院で好きとかってキャラクター設定が特殊過ぎますから!」
「鼻血丸の夢はな。世界平和だ。」
「それさっき聞きましたから、とりあえず鼻血丸は、置いときましょうよ。」
「お前は、この村が地図上から消滅してもいいのか!」
「急に何ですか!?僕は別にそうは言ってませんよ。でも、村の特産物や観光名所と関係のないキャラクターっておかしいでしょって話じゃないですか。だったら、キャラクターなんかじゃなくて、特産物を作ったり、観光名所を発見した方がいいじゃないですか!」
「分かった!なら、今日からこの村では、全員が四六時中鼻血を出す!それでどうだ!」
「死んじゃう!何で鼻血丸の方に村人全員を寄せなきゃならないんですか!だいたいね!村人全員が鼻血を四六時中出してる村なんて、不気味で誰も来ませんよ!」
「鼻血祭りとかやろうぜ!」
「学生みたいなノリでとんでもない祭りの開催の提案しないで下さいよ!」
「毎週水曜日に開催しようぜ!」
「だから死んじゃう!村が地図上から消滅する前に村人が村から消滅しちゃう!」
「好きな栄養素は、鉄分だ。」
「そうでしょうよ!だから、そう言うの細かく掘り下げないでいいんですよ!」
「嫌いな栄養素は、特になし。」
「栄養素ですからね。プロフィールで特になし使ったらダメでしょ。」
「夢は」
「世界平和!」
「と、地球温暖化。」
「絶対そんな夢持ってるキャラクターが世の中で認められる訳がない!」
「次のページを見てみろ。」
「次のページ?何ですか?この女の子のキャラクターは?」
「第二案だ!」
「名前は?」

第五百五十七話
「お金ちゃん」

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