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2017年8月 9日 (水)

「第五百八十二話」

「先生!!」
「おう!ウンコの親分!」
「女子にどんなアダ名付けてんですか!」
「いやほら、足が速いだけが取り柄の美人ってだけだと、インパクトが無くて何かと苦労が絶えないだろ?だから、インパクト特大のアダ名を付けて上げたんだ!」
「いらん!」
「お前さぁ?仕事しろよ。」
「はあ!?何ですか急に!?してますけど!」
「お前さぁ?出版社にお勤めだろ?物書きの家にいきなり来て、先生!!って叫んでお給金貰えるなんて、世間に顔向け出来ないだろ。両親、大号泣確定だぞ?ちゃんと働きなさい?」
「だから働いてるわい!!誰が、物書きの家に先生って叫びにだけ来て給料貰ってんだ!アタシは、ちゃんと仕事しに来てんだ!そして、会社でもそれ以外の仕事してんだ!」
「じゃあ、して下さい?」
「これからしますよ!」
「どーぞ。」
「先生から、貰った原稿を読んでて気になった箇所があったんですよ!」
「いや何でそんな怒りモード?」
「これ!これです!これ!」
「近いなぁ。ん?これ、お前さんがサスペンス的なミステリー的な犯人が最後の最後まで分からない話なんか書いたらどうですかって言うから書いた原稿だろ?どうだ?最後の最後まで犯人が分からなかっただろ?」
「いや分かるか!」
「ぶわっはっはっはっはっ!!」
「いやいやいや、悪魔みたいに豪傑に笑ってますけど、笑ってられんのも今のうちですよ?先生!」
「何が言いたい!!」
「何で急に怒りモード?」
「だいたい、お前が先生って言ってやって来る時は、理不尽な悪い知らせばかりだからだ!」
「理不尽じゃありません!」
「だったら言ってみろ!」
「これ、この作品、ずーっと、主人公のお兄さんが犯人ってフラグ立ててますよね!でもどうでしょ?最後の最後で、犯人は主人公の父親!」
「どうだ?最後の最後まで犯人が分からなかっただろ?」
「最後の最後まで犯人を分からない事にだけ!そこにだけ焦点当ててるから、辻褄がメチャクチャじゃないですか!」
「はあ!?」
「よくこのタイミングで白眼が出来ますね!物語がメチャクチャだって言ってるんです!」
「いや、物語はメチャクチャかもしれないが、最後の最後まで犯人は分からなかっただろ?」
「白眼やめてもらえません?いやだから、物語がメチャクチャだったら、ダメじゃん!って話ですよ!意味無いじゃん!って話ですよ。」
「お前さぁ?ちょっと辻褄が合ってないだけで、そんなに激昂すんなよな。」
「ちょっとじゃない!これで犯人が父親って有り得ないぐらい合ってないんです!最後の最後で別次元の物語ですよ!白眼もうよくないですか?」
「じゃあ、実はお兄さんが父親で、父親がお兄さんって事でいいじゃん。」
「どう言う事ですか!いいじゃんて何ですか!いいじゃんて!」
「ツバが凄い!?」
「メチャクチャな上に、そんなムチャクチャしでかしたら、読者にぶっ飛ばされますよ!」
「俺は、読者にぶっ飛ばされたい!」
「先生の性癖を作品に反映させないで下さい!」
「誰が性癖って言った!そう言う覚悟で真剣に創作活動してるって意味だ!」
「自由過ぎる!」
「俺は、読者になりたい!」
「何でこのタイミングで断筆宣言!?」
「ここで一句。」
「なぜ?」
「今日は火曜、水曜だったら、字余りだ。」
「季語は?」
「火曜。」
「火曜は、オールシーズンだ!」
「世界は広い。火曜が無い地域だってあるだろ?俺はな。世界を視野に入れてんだよ。ワールドワイドだ!」
「俳句を持ち出した時点で世界規模ではない!あと、上手くやりくりすれば水曜でも字余りにならない!いやいやいや、そうじゃないそうじゃない!一句詠む暇があったら、先生!このメチャクチャな作品をどうにか修正して下さいよ!でなきゃ、新しく作品を書いて下さい!」
「話はそれだけか?」
「ええ、そうです!」
「ブッ!!」
「何で屁をこくんですか!どうして屁をこくんですか!」
「そこにケツの穴があるからさ。」
「世界でも最低レベルの格言ですね。くっさっ!?」
「そりゃあ、そうだろう。かなり前からトイレ行きたいんだからな。」
「最低!」
「話を聞いてやっただけでも有難く思いなさい。」
「はいはい。じゃあ、アタシ帰りますけど、作品の修正、頼みますよ。」
「ブッ!!」
「ちょっと!ぶっ飛ばしますよ!まあでも、先生がやる気出してくれて良かったです。」
「ブッブッー!!」
「よっしゃー!って!じゃあ、宜しくお願いしますね!」

第五百八十二話
「執筆宣言!!」

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